三島由紀夫「金閣寺」巡礼と「手塚治虫のクリエーション」

3月26日、青春18切符、今シーズン3度目の利用は、嵯峨野トロッコ列車乗車と金閣寺訪問である。
1月に内海健の「金閣を焼かなければならぬ 林養賢と三島由紀夫」を読んだことが、きっかけである。

嵯峨野トロッコ列車は、1989年に電化準備及び複線化のため新線に切り替えられて廃止された山陰本線の旧線を、観光専用鉄道として再生した路線である。年間乗客数が100万人を大きく越え、最近は国外からの客の利用も目立ち、乗客の約3分の1を日本人以外が占めているという人気ぶりである。

僕は何年か前の夏に1度、乗車したが、昼前に駅に着くと、夕方4時過ぎ発の便しかチケットが