9月9日、重陽。最後に1枚残していた青春18切符で、丹波篠山を歩いた。

僕は1992年から3年連続篠山マラソンを走った。30代半ばでのフルマラソン初挑戦し、都合、6度､完走した。

というわけで、この地を訪れるのは、今回4度目だが、以前の3回は、走って帰るだけだったので、まったく、どんなところなのか知る術もなかった。走り終わった後、町の入浴施設に入ることが出来たのを、覚えているぐらいである。スタートは篠山城跡だったのは覚えているが、周りの様子を見る余裕もなかった。当時は大書院も復元建設されてはいなかった。

紀勢線が和歌山市を通過する頃は、雨が降ってい