秋の紅葉 涸沢リベンジ&北穂高のイベントレポート

秋の紅葉 涸沢リベンジ&北穂高

 秋の涸沢、紅葉を撮影して来ました。上高地河童橋は土曜日早朝から、相当な混雑でした、抜けるような青空で全日からの放射冷却から冷えた空気が凛として漂う中、涸沢目差して歩き出しました。途中の徳沢園で飲料水の補給、いつものキャンプ場は、ほぼテントの花が咲いていました。
 登山道は、渋滞しながらも、山腹に垣間見えるナナカマド・ダケカンバの赤や黄色が目に飛び込んで来て、暫しの休息中、和みました。3時間程で涸沢ヒュッテ到着、テントを立てる場所は、殆ど埋まりほぼ満杯状態で、場所を見つけて張り終わる頃には、15時を回って冷たい風が吹き付けて来ていました。夕刻になり、仲間とテラスで山の鍋パーティが始まり、其々持ち寄った食材・あて等ですぐにアルコールが回り良い心地で談笑。
 らんぷの火の色模様な夕焼けも終わり、辺りに闇の笠が被るようになると、皆々が寝床に帰りつくと、天体ショーの始まりです。星が本当に綺麗と思えたのは、初めてなくらいと云わせるくらい綺麗に見えてました今回、同行した仲間はリベンジだと言ってますが、私は、ほぼ涸沢では、晴れ男なんですが、今回は、最高に部類できる晴れでしたね、最低気温が放射冷却によって1℃付近になって、涸沢の標高でも寒い、そんな中、ご来光目指して北穂に向かった仲間達には拍手したいと思います。
 私は、どうしてもモルゲンロートの涸沢を撮りたい衝動に駆られ今回はピークは踏まず、ヒュッテのテラスから応援していました。そんな中でも、また称賛に価する人々を見つけました。ニコンのD4s,D800、二台を代わる代わるマンフロットの三脚(自在付)に載せ5時前からずっとシャッターを切り続ける人を、横目でじっと見ていて拍手!全ての機材を自身で持ち込んだ方、その重量たるやもう初老に見える肩には、重すぎだろうと感じたが、始まったモルゲンにその方曰く、持って来て本当に良かったの一言。釣尾根の先から、淡いピンク色の一筋が影を切裂くように降りてくると、ナナカマドの死んだような暗い色から光のシャワーで総天然色に輝きだす瞬間を、小気味良いシャッター音を伴いながらカメラに切り取っていく感が、技を感じさせるものが有りました。
  皆の帰りを待つ間、テント収納、パッキング支度を済ませ朝食のラスクと夕べ淹れておいたミルクコーヒーで軽く朝食を済ませた。8時過ぎに下山開始、辺りは昨日より上天気でした。