〝ドイツのホーエンツォレルン城〟

● ドイツの名門王家が山頂に建てた天空の城

 プロイセン王、ドイツ皇帝を1000年にわたって輩出し続けた名門貴族ホーエンツォレルン家。その始祖はドイツのシュヴァーベンを領地とする貴族で、ツォレルンの丘の上に居城があり、城の呼び名がそのまま家名となった。

 ドイツ皇帝の故郷ともいえる城は、12世紀には完成していたとされるが、15世紀には破壊されている。その後何度か再建し、1867年に同家出身のフリードリヒ・ヴィルヘルム4世の再建で現在の姿となった。

 城は標高855mの富士山を小さくしたような円錐形の山頂にあり、周囲には美しい草原の景色が広がる。城は