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よくあるご質問

短歌の基本(4) 常套句を使っていないか

今回のテーマは「常套句を使っていないか」です。

一般に短歌に常套句は使わない方がいいとされています。
そもそも常套句とはなんでしょうか。
常套句とは、日常的に決まって使われる文句(文言)。つまり、決はり文句のことです。

具体的には以下のようなものです。
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・口をすっぱくする
・口がすべる
・口車に乗る
・目が肥える
・目がない
・目から鼻へ抜ける
・眉をひそめる
・腹を割る
・舌を巻く
・のどから手が出る
・お茶を濁す
・雲泥の差
・濡れ手で粟
・魔がさす
・尾ひれをつける
・固唾をのむ
・雀の涙
・鶴の一声
・猫をかぶる
・水に流す
・水をさす
・立て板に水
・話が弾む
・無駄口を叩く
・大概にする
・垢抜ける
・熱が冷める
・泥を吐く
・腹が立つ
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※上記は次のサイトを参考にしました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1167385576

また、このコミュで以前ペガサスさんに「短歌練習帳」というトピをたてていただきました。こちらもとても参考になります。ぜひ、一読していただければと思います。
http://smcb.jp/_bt01?topic_id=1654220

また、「キラキラした目」とか「紅葉のような手」なども、使い古された表現(つまり「手垢のついた表現」)として短歌には使わない方がいいとされているものです。

このような常套句などを短歌に用いることは、どうしていけないのでしょうか。

これは、すでにある感情や既定の観念に訴えるからです。
作者自身の独特の感覚が表現されなくなってしまうことが問題となるのです。
短歌におけるオリジナリティ、つまり自ら私性がないという欠点を堂々と露呈することになるからです。


沖ななもの著作にこんな歌が紹介されていました。
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きょう開きし真白なる百合夕かぜに揺らぎてバースデーの宴にぎわう
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沖は「宴にぎわう」は常套句だといいます。確かに宴は大抵にぎやかなものですから、これは常套句になると思います。
「宴にぎわう」を「宴彩(いろど)る」としただけでもだいぶ印象は変わると、沖はいいます。

歌は工業製品のようなものの対極をなす「文芸作品」なので、自分という個性(的表現)をどこまでも追求する必要があります。

その時に、常套句や手垢のついた表現を用いれば、それだけで評価されなくなってしまいます。
もし歌会などで、そうした歌が出されると、間違いなく厳しく指摘されることになります。
持ち点制の選歌方式の歌会の時、選者によっては0点どころか、これはマイナスの歌になる。とまでいう人もいます。

でも、コミュのメンバーのみなさん。心配は入りません。
作歌を続けていく過程で、なぜ常套句や手垢のついた表現がいけないのかは感覚的にわかるようになります。実はこれは、他の修辞法などに比べてそれほど難しいことではないのです。
歌を読み込んでいく過程で、誰でもその感覚は体で感じるようになりますよ。
ですのでご安心くださいね。(^^)/


このコミュで様々な短歌に触れることによってに鑑賞力・作歌力をつけていただければ嬉しく思う次第です。

コメント

グッドライトさん

2013年07月31日 23:32

きいままさん
コメントありがとうございます。
これからもコミュの充実を図っていくつもりです。

きいままさん

2013年07月31日 17:18

全く 短歌が何かを知りませんでした。
これから 徐々に勉強させてください。
ありがとうございました。

グッドライトさん

2013年07月29日 22:03

ありごさん

そうですよ。たくさん読んで、たくさん詠んでください。
必ず体で感じるようになりますから。

ありごさん

2013年07月29日 14:52

常套句や手垢のついた表現は知りたいことです。

「その感覚は体で感じるようになります」
とても力強い言葉で安心しました。

詠んで学んで行くのですね。