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よくあるご質問

8月歌会 ★★★ 題詠の部 ★★★

『短歌をよもう♪【歌会】』8月投稿歌の発表です。
<題詠(オノマトペもしくはリフレイン)の部>
8月は34首が寄せられました。ありがとうございました。
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1.「こっちこっち」ハンカチを振る友のゐて日傘のわれははづみてゆきぬ

2.あかがねの薬缶が哭いたカンカラカンかんからかんと瓦礫の底で

3.かさかさと柿の実落つる夕暮れの日照りを映す地割れの深さ

4.ギャーギャーと孫泣く声も母親はおっぱいおっぱいと聞えしか

5.きんきんに冷えたるジョッキに頬寄せる真夏の恋は冷たき相手

6.ザァーザァーと容赦なく打つ雨の矢に抗いもせず走る自転車

7.ざあざあとふりそそぐ雨もかえりみずびしょぬれひとりでさめざめとナク

8.しづこころ夕べひっそり地図たどる君住む能登を訪ねてみたし

9.スタスタと人を追い抜き歩く吾想い起こせば一昔前

10.そうそうと青き光の帯となり海より山へ夏の風越ゆ

11.トボトボはヨボヨボよりもまだマシと言い訳言いて散歩する吾

12.どれどれと我が包丁を研ぎ上げて義父はにつこり今宵は刺身

13.ミンミンと蝉の声降る木の下ですやすや眠る孫の顔

14.めだかたち親なし子なし名前なし食を待ちつつ水槽に生(い)く

15.わが髪にひらりと留まる視線あり動けずにいる午後の教室

16.夏休み防犯カメラ木の影をひょーろり映して本日平和

17.菓子折が夜中にコソとうごめきぬ孫へ土産のカブトがはしゃぐ

18.機関銃は午前九時から鳴りだして工事現場を打打打打土土土

19.銀色の細き糸繰りスルスルと蜘蛛は網戸に巣づくりするらし

20.公園の夕闇と蝉の声も乗せぶらんこを漕ぐゆーらりゆらり

21.骨標本コツコツ鳴らし医者が言う「骨粗鬆症ではありませんね」

22.子を叱るやうに叱られ昭和の子がんばりながら老いてしまつた

23.消灯の窓よりグワ〜ンと迫り来るネオン眩しき都会の病室

24.心底を見透かすような眼球が眼鏡の奥でぎょろりと動く

25.水草の小さき鉢にひっそりとひらひら泳ぐ朱白の尾ひれ

26.探しても探してももう見つからぬ二十歳の春の自分史ノート

27.地の底へ堕ち行くおもひずるずるずる夜の心をわずかに抑ふ

28.跳ね反る陽ざし叩けばかんかんと音のしそうな猛暑日の昼

29.天袋 思い出袋 闇袋 スウと開けば何かが落ちる

30.湯零しはべこんばこんと流し場を弾ませ遠くぽてぽこぽととん

31.八十三の母の直せる靴下を畑へはきゆく夫はルンルン

32.彼方よりダム放水の警報がうおーんうおーんと流れくる夜

33.風無きに風鈴が鳴る 盂蘭盆に妻戻りしや風鈴が鳴る

34.文字書くを苦手な母が歌詠みて鉛筆キシキシ鳴らし歌書く

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今回の歌会でも、「評」の練習を行ないます。まず、自分の歌が何番かを確認してください。自分の歌の次の歌と、その次の歌、二首についてコメントしてください。
最後の番号の人は前の番号に戻ってコメントしてください。
投稿歌はランダムに掲載されています。13日頃作者名を発表します。
もちろん、その他の自由コメントは大歓迎です。
以上、よろしくお願いします。

コメント

グッドライトさん

2013年08月20日 23:36

梨の花さん
歌は一旦作者から離れたら作者の意図とは別に、歌が一人歩きする場合があります。
いい意味でも悪い意味でも。
作者の意図どおりに読まれなかったからといって、決して落ち込まないでくださいね。
私にとってそれは日常的なことです。(^^;)

梨の花さん

2013年08月20日 22:07

>雪しまきさん

ありがとうございます。

個人個人で感覚が違うのだから、しかたないと思っています。
「歌を詠む」ことに対する意味付けも各自違うのでしょうし。

また頑張りま〜す。

雪しまきさん

2013年08月19日 08:46

29.天袋 思い出袋 闇袋 スウと開けば何かが落ちる
>自分の力不足のために、なかなか味わってもらえないというのは悲しいことです。
ゆえにちょっと落ち込み中。      

梨の花さん、大丈夫ですよ。

天袋なんて解体するとか、引っ越しをするとか、相続のため、とかの時でないとほとんど開けません。

従ってここは闇の住民の住処です。

おどろおどろしいものをちゃんと想像させますよ。

大丈夫。

ももぴあさん

2013年08月19日 04:28

29.天袋 思い出袋 闇袋 スウと開けば何かが落ちる

思い出袋と書いてあるので、何かぽとんと落ちるだけでなく、暗喩のような象徴的な歌と思いましたが、何かが?というのでちょっと散漫な感じで伝わりにくいかな?って思いました。不気味ね?なるほど・・・闇袋で 闇だからぶきみですね??

なかなかこの段階になると、個性や能力やいろいろなもので伝わりにくいなって思いますねえ。
でもいろいろここですることで勉強になると思います。

梨の花さん

2013年08月18日 22:56

29.天袋 思い出袋 闇袋 スウと開けば何かが落ちる

これは私の作ですが、ちょっと説明をさせて下さい。

天袋は高いところにあり、普段は使わないものや、
古いけれど捨てたくないものなどが入っています。

この「天袋」を→「思い出袋」→「闇袋」というふうに、段階的に非日常へ変化させたつもりです。
「スウ」という音は「お化けが出るときの「ヒュードロドロ」の類のつもり、
ここは「がたがた」なんかでは絶対ありません。
第一、現実に袋を開けるときの音は「がたがた」なんて音じゃないと思いますが。

スウと開いたら「闇」から「何か」が落ちるのです。
ちょっと不気味な感じにしたかった。

自分の力不足のために、なかなか味わってもらえないというのは悲しいことです。
ゆえにちょっと落ち込み中。      

以上。失礼いたしました。

みらさん

2013年08月16日 23:23

コメントが遅くなりましてすみません。
8の歌について
どこがオノマトペかがよくわからないのですが「しずごころ」で地図をみるコトは、私だったら出来ないかな。多分「ひっそり」にかかっているにでしょうが。
ひっそり見てても興奮しちゃいます。

26の歌について
「自分史ノート」が探し出せないほど古く、記憶に無いとのでしょうか。
その中に、若き自分を懐かしむ気持ちと同時に今の自分への嘆きのような気持ちも含んでいるのかと感じました。


…未熟な表現で申し訳ないです。

りりちゃんさん

2013年08月13日 13:39

21.骨標本コツコツ鳴らし医者が言う「骨粗鬆症ではありませんね」
   とてもユニークな面白い題材の歌だと思います

22.子を叱るやうに叱られ昭和の子がんばりながら老いてしまつた
    何だかやるせない歌です・・この歌自体がリフレインですね

ももぴあさん

2013年08月13日 05:40

32.彼方よりダム放水の警報がうおーんうおーんと流れくる夜

警報がうおーんうおーんとというので、なんだか不気味な感じが出ていると思います。

33.風無きに風鈴が鳴る 盂蘭盆に妻戻りしや風鈴が鳴る

風もないのに 風鈴が鳴るを1字明けで繰り返されたのが、作者の心が出ていてぐっときます。
効果的な繰り返しになっています。

junko♪さん

2013年08月12日 20:59

1.「こっちこっち」ハンカチを振る友のゐて日傘のわれははづみてゆきぬ

  「こっちこっち」が反復語ですね。私も良く体験する、日常の光景です。友と楽しい時間をすごす心のはずみが良く出ていますね。ハンカチと日傘が呼応して、季節感も決まりました。

2.あかがねの薬缶が哭いたカンカラカンかんからかんと瓦礫の底で

 あかがねの薬缶 実家の物置にあった大きな銅の薬缶をおもいだしました。
存在感があり、効いていますね。K音が響きあい、瓦礫で凸凹になった様が浮かびます。印象的な一首です。

雪しまきさん

2013年08月12日 20:07

3.かさかさと柿の実落つる夕暮れの日照りを映す地割れの深さ

まだ青い小さい柿の実が、日照りの暑さに落ちる景と読みましたが、

「かさかさ」は柿の実のイメージに合わないのでは。葉っぱならばまだ分かります。

さらに、「地割れの深さ」のイメージは、乾ききった冬の田圃、支中国のの水が干し上がった川や内陸部、アフリカの干ばつを想像します。

日本の一般的な地域での「地割れの深さ」のイメージには繋がりませんでした。

4.ギャーギャーと孫泣く声も母親はおっぱいおっぱいと聞えしか

あかちゃんの泣き声を平凡なオノマトペに表現されて少し勿体ないとおもいました。

もっと観察すると面白いですよ。

おっぱいおっぱいのリフレインも軽くなってしまった。

雪しまきさん

2013年08月12日 19:30

オノマトペもリフレーインもフランス語ですか。

擬声語・擬音というよりも、シャレたのかもしれませんが、擬声語として文字にした物は日本語ですから変では無いのですが、フランス語になじんでいるnagareさんにはオノマトペと聴くと違和感なのでしょうね。

頭の中で擬声語・擬音と置き換えるしかないなあ。

同じく、リフレーインは、反復語・繰り返しと置き換えましょう。

「リフレインして」という使い方で「リフレイン」の語を一首に入れた事があります。

「反復して」や「繰り返しして」の言い方よりもひびきも綺麗で好きでした。

チキチキさん

2013年08月12日 19:06

4.ギャーギャーと孫泣く声も母親はおっぱいおっぱいと聞えしか

泣き声は赤ちゃん言葉で、お母さんには分かるのですね。 雑音ではありませんよ、

5.きんきんに冷えたるジョッキに頬寄せる真夏の恋は冷たき相手

  きんきんに冷えた....良いオノマトペ、ですね。暑い夏には飲み助の相手は
  冷たいビール.....すきですねこの表現

nagareさん

2013年08月12日 18:24

28 跳ね反る陽ざし叩けばかんかんと音のしそうな猛暑日の昼

  酷暑の昼の猛烈な日差しを、<かんかんと音のしそうな>ステキな擬音で暑さを見事に
  凝縮させて歌っている、好きですねこの歌

29 天袋 思い出袋 闇袋 スウと開けば何かが落ちる

なにか童歌のような心イイ音律の流れで袋のくり返し、下の句で見事に
   膨らんだ空気を逃している......面白い歌

 
 <独り言> 短歌の世界でどうして横文字をつかうのだろうか、オノマトペ、リフレイン、
     などなど、立派な日本語があるのに? オノマトペはもともと東欧の言語、それが
     フランスに同化して現在使われているのですが、短歌の世界で目にすると、なにか
     違和感がしてなりません。 私事ですが、家では英語、フランス語を日常使用して
     いますし、来客もそのての方ばかりですが、短歌に浸るときのみ、日本人、日本語
     の素敵さの再発見にゾクゾクしています。

      メディアすべて横文字入れの日本語を書くな!しゃべるな!(決して右翼ではあり
      ませんので、念のため)

ゆうすいさん

2013年08月12日 13:37

・めだかたち親なし子なし名前なし食を待ちつつ水槽に生(い)く
「なし」のリフレインが心地よいリズム感を作っています。
ただ、私には、「たち」、「食」、「生く」が疑問で推敲が必要かと・・・
「たち」は、断絶感があり、2句とのつながりが悪いように思えます。「めだからは」?
「食」は人のみにしっくりきます。普通に「餌」では? 
「生く」ですが、「水槽の中で元気よく生きているよ」ということだと思いますが、人に当てはめても、「山に生きる。」→「山に生く」、「東京で生きる。」→「東京で生く」、「楽しく生きる。」→「楽しく生く」・・・しっくり来ません。むしろ、生きている様を詠まれたらと思います。「水槽に遊ぶ」、「水槽を突く」・・・  
「メダカらは親なし子なし名前なし餌を待ちつつ水槽を突く」?

・わが髪にひらりと留まる視線あり動けずにいる午後の教室
ドキドキ感のある素敵な歌だと思います。
オノマトペは、作者の感性でいろんな使い方があると思いますが、個性的であれば何でもいい訳ではないと思います。読み手の(なるほど、こんな使い方もあるのかという。)共感を得るためには、その対象物により、自ずと許容範囲があのでは・・・この場合、対象物は「視線」ですが「ひらり」、「ひらひら」、「はらはら」など、視線は直線的ですから、揺らぎ感のあるオノマトペには違和感を覚えました。
以上、評の練習ということですので、零知零解ですが厚かましく書きました。あしからず。

雪しまきさん

2013年08月12日 12:38

>例えばぶらんこを捩って「こんらぶこんぶ」などと飛躍するのも面白いかな。

グットライトさんの提案したオノマトペはとても素敵です。

雪しまきさん

2013年08月12日 11:41

31.八十三の母の直せる靴下を畑へはきゆく夫はルンルン

ルンルンは軽すぎるように感じます。照れ臭い想いと感謝の想いとよっしゃ頑張るぞという夫の想いを含んだ言葉を探してみたらと思います。

32.彼方よりダム放水の警報がうおーんうおーんと流れくる夜

上の方でコメントしました。リフレインがオノマトペになったらどのように変化するか、作者さんのもう一首を読んでみたいです。

雪しまきさん

2013年08月12日 09:54

26.探しても探してももう見つからぬ二十歳の春の自分史ノート
  
このお歌は、「春」か、「ノート」のどちらかを捨てたら締まると思います。

↑このように書いてしまいましたが、韻律は77に納まっていました。

ごめんなさい。間延びしたように錯覚してしまってごめんなさい。

クリスタルハートさん

2013年08月12日 08:19

7.ざあざあとふりそそぐ雨もかえりみずびしょぬれひとりでさめざめとナク

 ざあざあ、びしょぬれ、さめざめと、ふりそそぐ、言葉がすこし盛りだくさん過ぎるかな、
 という印象、感じました。
 読み手に想像の余地を与える幅が、あれば切羽詰まった状況が、さらに浮かびあがって
 くるのでは。

クリスタルハートさん

2013年08月12日 08:06

6.ザァーザァーと容赦なく打つ雨の矢に抗いもせず走る自転車

 雨の情景を詠まれて、その雨音すら聞こえてくるようですが、体言止めで
 自転車が最後に強調されましたが、私感ですが、この雨の中、
 突っ走る人、男?が強調される詠い方が、いいのではと思いました。

 いろんな詠み方できそうですが…。

くろさん

2013年08月12日 05:35

18.機関銃は午前九時から鳴りだして工事現場を打打打打土土土

きっと住宅街での工事でしょう。住人の生活リズムを壊さないように九時きっかりから作業が始まっています。
「機関銃」というちょっと恐ろしいものへの例えも劇画的で楽しく、「打土」の表意から建機は、削岩機のジャックハンマーかな、締固め用のタンパーかなと想像させる遊びも楽しい。

19.銀色の細き糸繰りスルスルと蜘蛛は網戸に巣づくりするらし

私は「クモノス」大好き人間です。
「クモノス」には、トリの「巣」と同じように休んだり産卵する「巣」と、猟のための「網」の意が二つあります。網には構造材である「たて糸」と粘り気のある「よこ糸」があります。
網戸につくる巣は、どちらの「巣」だったのかしら、「よこ糸を網戸につくるはずはない…」と、気になって気になって、しかたがありません。
ご覧になっているのに「巣づくりするらし」などと突っぱねず、せめて「巣づくり始む」と、観察を続けていただきたかった。