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よくあるご質問

8月歌会 ☆☆☆ 自由詠の部 ☆☆☆

『短歌をよもう♪【歌会】』8月投稿歌の発表です。
<自由詠の部>
8月は12首が寄せられました。ありがとうございました。
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1.あじさいに優しき雨の清しさよ孫の逞(たくま)の誕生の朝

2.いつよりを人は余生と言うらむか薄紅色の吾が爪のあり

3.一瞬に眼球掠める庭の葉の予期せぬ奇襲に身をのけ反らし

4.艶っぽく胴をくねらせむつみ合う赤とんぼの尾燃えて眩ゆき

5.黄泉に咲く輪廻の花かスパティフィラム2輪立ち上ぐ8月半ば

6.夏祭りの宵を洪水のみこみて泥水にもがく祭りの幟

7.脚のばし蜂が光のなかを飛ぶ低き翅音の生きのいとなみ

8.生駒山の樹蔭に受ける夏の風大阪の空吹き抜けてくる

9.娘がおりし合唱団の児童名簿昭和手書きの文字がおどる

10.木の下に咲く露草のいかほどの花にて染めむかの縹色

11.瞑想と妄想の違いを考える トンボが頭を転がしている

12.翅甲(よろ)う虫あるきつつ幾たびも翅広げんとしては叶わず

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今回の歌会でも、「評」の練習を行ないます。まず、自分の歌が何番かを確認してください。自分の歌の次の歌と、その次の歌、二首についてコメントしてください。
最後の番号の人は前の番号に戻ってコメントしてください。
投稿歌はランダムに掲載されています。13日頃作者名を発表します。
もちろん、その他の自由コメントは大歓迎です。
以上、よろしくお願いします。

コメント

セロリーナさん

2013年08月14日 11:40

6.夏祭りの宵を洪水のみこみて泥水にもがく祭りの幟

行楽の場が一瞬にして悲惨な状況に変貌、その様子を表現した良く解る歌だと思います。ただ、祭りが重複しているのが気になります。

7.脚のばし蜂が光のなかを飛ぶ低き翅音の生きのいとなみ

蜂を目で追っている様子、それは良く解るのですが下句の方でイマイチ解りづらいです。

りりちゃんさん

2013年08月13日 13:34

.脚のばし蜂が光のなかを飛ぶ低き翅音の生きのいとなみ
      一首の中の語彙が豊富過ぎるように思います
     結句に伝えたい思いが具体的な言葉で表現できたらいいかなー
     とおもいました。
生駒山の樹蔭に受ける夏の風大阪の空吹き抜けてくる
     生駒山の涼しい風が大阪の空吹き抜けてくるという意味ですね
     大阪の空吹き抜けてくる・・が大きな発想だと思います。

ももぴあさん

2013年08月13日 05:56

10.木の下に咲く露草のいかほどの花にて染めむかの縹色
知らない言葉調べました。

「縹(はなだ)もしくは縹色(花田色、はなだいろ)とは、明度が高い薄青色のこと。後漢 時代の辞典によると「縹」は「漂」(薄青色)と同義であるとある。花色、月草色、千草色、 露草色などの別名があり、これら全てがツユクサを表している(ただし千草色(千種色) という ...

本来、露草の花弁から搾り取った汁を染料として染めていた色をさすが、この青は非常に褪せ易く水に遭うと消えてしまうので、普通ははるかに堅牢な藍で染めた色を指し、古くは青色系統一般の総括的な呼称として用いられたようだ。ただしツユクサ(ボウシバナ)の栽培種であるオオボウシバナは未だに友禅などの下絵作業に利用されている。

古事記伝に仁徳天皇からの使者が皇后に拒絶され、使命を果たそうと地下で嘆願し続けたために、水溜りに漬かった衣服から青色が流れ出した。という逸話があるが、下級官人であった使者はこのような脆弱な染色を用いていたのであろう。時代が下ってからも宮中の儀式では、儀式に伺候する舎人に古式に則って、山藍や露草を摺り付けた衣を着せた事もあったらしい。

いっぽうで、冠位十二階制などの古代の服制で使われた縹は当然堅牢な藍染であった。こちらは逆に移ろいにくく、当該する官位を持つ官吏の通常の制服として使われた。

平安時代にもなると染色素材としては衣装を染める用途にはほとんど用いられなくなったようだが、花色といえば移ろい易いことの代名詞であった。枕草子に「移ろひやすなるこそ、うたてあれ」と嘆かれている儚い色は露草の青である。それより後は露草での染色はわずかに下絵作業に見られるにとどまり、江戸時代に衣装の裏地に良く見られた花色木綿というのも、色あせにくい藍染の実用的な布の事を指す。」


色が落ちやすい露草で染めるのはたくさんの露草がいったであろうという、はなだという綺麗な感じの色の名前から短歌を作られて、素敵だなって思いました。

11.瞑想と妄想の違いを考える トンボが頭を転がしている

瞑想と妄想の違いを考える と一文字違いで大違い?とトンボが頭を回していることを面白く書いておられると思います。転がすというと、なんだか頭が取れてる気もしますが、回すより字が面白いかな?

風郎さん

2013年08月12日 22:10

1.あじさいに優しき雨の清しさよ孫の逞(たくま)の誕生の朝

  お孫さんの生まれた朝は、見慣れたあじさいも雨もまったく新鮮に見えるのですね。

2.いつよりを人は余生と言うらむか薄紅色の吾が爪のあり

  年老いた後の人生を意識したときから余生は始まるのでしょう。

junko♪さん

2013年08月12日 20:10

11.瞑想と妄想の違いを考える トンボが頭を転がしている

  瞑想と妄想の違いを考えているような 哲学的に見えるトンボの頭の動かし方。とても独創的な把握で良いと思います。

12.翅甲(よろ)う虫あるきつつ幾たびも翅広げんとしては叶わず
 
 甲虫類の何虫かはわからないが、上翅は堅く体を保護しているので、おいそれとは広げられない。良く描写されていて、調べがなめらかなのが良いです。

雪しまきさん

2013年08月12日 19:56

8.生駒山の樹蔭に受ける夏の風大阪の空吹き抜けてくる

歌がらも情景も大きい歌ですね。

大阪嫌いなもので見過ごしてしまった。

チキチキさん

2013年08月12日 19:19

8.生駒山の樹蔭に受ける夏の風大阪の空吹き抜けてくる、

  万葉の時代の大阪平野はいま見るかげもなき状態ですが、それでも金剛おろしが
   吹いているかも? うまい情景表現

9.娘がおりし合唱団の児童名簿昭和手書きの文字がおどる

  昭和の時代の娘さんの古い名簿などみて、懐かしんでおられるお母さん
  昭和も遠くなりにけり、ですね。

nagareさん

2013年08月12日 18:56

5.黄泉に咲く輪廻の花かスパティフィラム2輪立ち上ぐ8月半ば
 
  お盆にあわせたように2本の白い仏炎苞、黄泉の国からの送りものかも 端正なお歌です。

6.夏祭りの宵を洪水のみこみて泥水にもがく祭りの幟

  豪雨で散々な被害が各地で報道されていますが、祭の幟が泥水でもがく歌のなかに
  貴重な人命の被害が鮮明に読み取られます。

クリスタルハートさん

2013年08月12日 09:01

4.艶っぽく胴をくねらせむつみ合う赤とんぼの尾燃えて眩ゆき

  とんぼの生命力あふれる情景が、秋の到来を先取りして詠まれました。
  小さなとんぼが、赤い竜のようにも思えるクローズアップ。

5.黄泉に咲く輪廻の花かスパティフィラム2輪立ち上ぐ8月半ば

  植物のことは詳しく知りませんが、スパティフィラムは白い仏炎苞が
  あるんですね。
  黄泉、輪廻の花とイメージの連鎖。
  白い花の清らかさが、八月半ばのお盆の季節を想起させます。
  数字は漢数字のほうが、この場合いいでしょうね。

グッドライトさん

2013年08月11日 22:22

12.翅甲(よろ)う虫あるきつつ幾たびも翅広げんとしては叶わず
鎧の動詞化で「甲う」としたのですね。作者の観察眼が光る歌です。
具体的に様子だけを丁寧に歌っているところがいいと思いました。

1.あじさいに優しき雨の清しさよ孫の逞(たくま)の誕生の朝
お孫さんの名前が「逞」というのでしょうね。人名を具体的に出すこともいいと思います。
三句の「清しさよ」がやや甘いかな。ここは、紫陽花の葉の様子とか雨が伝わる様子とかを表現する方が歌が生きると思いました。

ゆうゆうさん

2013年08月11日 22:09

9.娘がおりし合唱団の児童名簿昭和手書きの文字がおどる

昭和手書き は昭和の時代に書いた の意味でしょうか

文字がおどる は字がおどっているように見えたとユーモアこめて
表現したのかな。すこし悩まされました


10.木の下に咲く露草のいかほどの花にて染めむかの縹色

 気高く涼やかな露草の花から美しいはなだ襲の衣装の優雅さへと
 思いを映して行ったのでしょうか。きれいな短歌です

お蔭さまでとても勉強になりました

雪しまきさん

2013年08月10日 15:19

11.瞑想と妄想の違いを考える トンボが頭を転がしている

自由詠草の中の出色です。

トンボの形態を想像させながら、滲み出る自ずからなるユーモアに唸りました。

素晴らしい。