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よくあるご質問

★8月歌会・題詠のワンポイントコメント(その2)

『短歌をよもう♪【歌会】』8月投稿歌(題詠)のワンポイントコメントです。
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18.機関銃は午前九時から鳴りだして工事現場を打打打打土土土
ユニークで面白い歌です。漢字のオノマトペは珍しい。短歌的にいい歌になっているかどうかは別問題です。

19.銀色の細き糸繰りスルスルと蜘蛛は網戸に巣づくりするらし
(トピにコメント済につき略)

20.公園の夕闇と蝉の声も乗せぶらんこを漕ぐゆーらりゆらり
(トピにコメント済につき略)

21.骨標本コツコツ鳴らし医者が言う「骨粗鬆症ではありませんね」
初句からの流れがいいので、下の句に期待してしまいます。会話調でまとめていますが、何となくつまらないと感じます。なぜでしょう。

22.子を叱るやうに叱られ昭和の子がんばりながら老いてしまつた
語呂も良くて内容も面白くていい歌になりました。結句までの展開にユーモアを感じます。

23.消灯の窓よりグワ〜ンと迫り来るネオン眩しき都会の病室
全体に説明的にならないように注意したいところです。いいオノマトペだと思いますが、ややもするとくどく感じる場合もあります。

24.心底を見透かすような眼球が眼鏡の奥でぎょろりと動く
いいですね。焦点を絞って詠っているところがOKです。ありふれたオノマトペですがこの歌の場合は成功しています。

25.水草の小さき鉢にひっそりとひらひら泳ぐ朱白の尾ひれ
いい歌だとは思いますが、やはり「ひっそり」「ひらひら」はややくどさが残ります。
どちらか一つにして尾ひれの別の具体をクローズアップしたいです。

26.探しても探してももう見つからぬ二十歳の春の自分史ノート
いい歌だと思います。「もう」はどうでしょうか。着想も素材もいいと思います。結句は他の表現も含めて推敲したいです。

27.地の底へ堕ち行くおもひずるずるずる夜の心をわずかに抑ふ
この歌の場合の「ずるずるずる」は成功していないでしょう。モチーフはいいのですから、無理にオノマトペを使う歌ではないかもしれません。

28.跳ね反る陽ざし叩けばかんかんと音のしそうな猛暑日の昼
初句から四句までの比喩としてはいいのではないでしょうか。こんな歌も私は好きです。

29.天袋 思い出袋 闇袋 スウと開けば何かが落ちる
面白い歌ですね。「袋」の繰り返しが心地よい歌です。この歌の場合は「スウ」というオノマトペも効いていると思っています。

30.湯零しはべこんばこんと流し場を弾ませ遠くぽてぽこぽととん
いい歌ですが、結句がくどいと感じました。二句のオノマトペに留めておき、結句は別の詠い方をしたほうが歌が締まると思います。

31.八十三の母の直せる靴下を畑へはきゆく夫はルンルン
う〜ん、やはり「ルンルン」を結句にこのように用いることはいただけないですね。
わかりやすい歌ですが、逆効果になってしまいました。

32.彼方よりダム放水の警報がうおーんうおーんと流れくる夜
いいと思います。オノマトペがはまっていますよね。体言止めにして、今回の題詠のお手本のような歌になりました。

33.風無きに風鈴が鳴る 盂蘭盆に妻戻りしや風鈴が鳴る
よくわかる歌で、上手く繰り返しが使われています。ただ、今ひとつ言葉のフィット感が無いのと感じるのは私だけでしょうか。

34.文字書くを苦手な母が歌詠みて鉛筆キシキシ鳴らし歌書く
この場合「歌」は重複に感じます。上の句が説明的に感じます。下の句の「書く」という動作に焦点を絞り推敲したいところですね。
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コメント

ももぴあさん

2013年08月16日 13:36

31.八十三の母の直せる靴下を畑へはきゆく夫はルンルン
自分も作ったの四句と結句が逆だったかな・・・
短歌会に先生が直して下さりこうなりましたが?だめかな?

ペガサスさん

2013年08月16日 12:46

26.探しても探してももう見つからぬ二十歳の春の自分史ノート

私の歌ですが、この時は「ノート」の題詠でした。
「もう」は「こんな齢になってはもう」と言う感懐です。一応佳作にはなりましたがもっと推敲してみます。