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よくあるご質問

日経歌壇(2013年8月25日付)から

今月25日付の歌壇欄で次の四首を取り上げる。

◆<岡井 隆 選>---------------------------------
・教室に誰かがピアノを弾いてをり終戦記念日六十八回(国分寺 越前春生)
・一口のむ又も一口のんでみる心の奥をのぞきたいから(三鷹 元井静子)
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岡井評--------------
・「越前春生氏−今年は特にテレビも新聞も回想談などで騒がしかった。この日はこの歌のように静かに迎えたい「教室」は夏休み中の小学校か。」
・「元井静子氏−女性だからこその酒の飲み方なのかも知れない。「心の奥」がわかればいいのだが。」
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◆<穂村 弘 選>---------------------------------
・スーパーのレジ全員がマスクして何事ならん客もすべきか(川崎 新垣一雄)
・折りたたむのをしくじった新聞は最後までずれたまま揃わず(所沢 杉本葉子)
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穂村評--------------
・「新垣一雄氏−「客もすべきか」がなんとも可笑しい。でも、気持ちはよくわかるのだ。」
・「杉本葉子氏−「最後までずれ/たまま揃わず」というリズムの「ずれ」が内容を支えている。」
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岡井選の一首目は、上の句と下の句の取り合わせの妙が効いた歌だと思う。
二首目は口語での言葉の繰り返し、「の」のリズムが心地いい。内容もさり気なく深いと感じる。

穂村選の一首目は、私が感じていたことをそのまま歌になっているので驚いた。ユーモアがあって楽しい歌になっている。
二首目は面白い歌。揃わないことのいらだたしさがそのまま「句またがり」という形で絶妙に表現されて上手い歌だと思った。

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