落ちたナイフを拾ってみようか…

『人工知能が金融を支配する日』(櫻井豊著)という題名の本を読みました。

著者によると、以前の金融商品取引は人間とコンピュータが協同して行われていたが、最近は人間が関与することなくコンピュータが独自で学習・判断・取引執行を行うようになってきているんだそうです。

ひとつ例として、2010年5月6日にアメリカで発生した束の間の株価大暴落(後日『フラッシュ・クラッシュ』と名付けられた)を取り上げ、この大崩落は、いくつものコンピュータが売りと判断し、その取引を一斉に執行したことによると述べてます。

このことは、人間が自我に目覚めたコンピュータ(スカイネット)