木造聖観世音菩薩坐像=図録「わかさ小浜の文化財」から
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小浜市矢代の手杵(てぎね)祭りと深くかかわる木造聖観世音菩薩坐像(しょうかんぜおんぼさつざぞう)(県指定文化財)が二十七日から三日間、区内の観音堂(福寿寺)で開帳される。
十七年ごとの行事。「子安観世音」として女性の安産に霊験あらたかとされ、区は実行委員会をつくって準備を進め、参拝を呼び掛けている。
菩薩は奈良時代の矢代に漂着した唐船にまつられていた仏像ともいわれる。高さ九四・七センチのひのき材で、その姿は、当時の村人が夜襲した唐船の王女の姿を表しているとも伝えられ
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