館山市の特別公開

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令和4年11月に国の文化審議会は、「金銅密教法具(こんどうみっきょうほうぐ)」20点(小網寺所蔵 館山市立博物館保管)を重要文化財に指定するよう答申しました。
これを記念して、博物館本館で金銅密教法具を展示します。

開催期間
令和5年(2023)4月1日(土)~5月28日(日)
開館時間:9:00~16:45(入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日 ※GW中は変更になる場合があります。
会場
館山市立博物館 本館 1F歴史展示室
(館山市館山351-2 城山公園内)
※駐車場は城山公園駐車場(外部リンク)をご利用ください。
観覧料
常設展観覧料でご覧いただけます。
※市民割引料金あり
金銅密教法具について
金銅密教法具(小網寺所蔵 館山市立博物館保管)
金銅密教法具(小網寺所蔵 館山市立博物館保管)小網寺の金銅密教法具は、銅製鍍金の密教法具類で、鎌倉時代から室町時代に製作されました。
五鈷鈴(ごこれい)・五鈷杵(ごこしょ)・独鈷杵(どっこしょ)・金剛盤(こんごうばん)・輪宝(りんぼう)及び輪宝台(りんぼうだい)・羯磨(かつま)及び羯磨台(かつまだい)・花瓶(けびょう)・四橛(しけつ)などの組み合わせからなります。
金剛盤などの底面に「金澤審海(かねさわしんかい)」の刻銘があることから、房総半島の対岸にある称名寺(神奈川県横浜市)の開山である審海上人ゆかりの品と考えられています。
小網寺について
館山市出野尾にある金剛山小網寺は、真言宗の寺院で和銅3年(710)の創建と伝えられます。本尊は不動明王です。
かつては真言密教の道場として隆盛し、里見氏からは15石、江戸時代は幕府から25石の寺領を与えられていました。
境内には安房国札観音巡礼の三十二番札所にあたる観音堂があり、本尊の木造聖観音立像は平安時代のものです。
また鐘楼には国の重要文化財に指定されている鎌倉時代の梵鐘があり、製作者は物部国光(もののべのくにみつ)という当時一流の鋳物師(いもじ)で、鎌倉を中心に活躍していた人です。
金銅密教法具の展示についてのお問い合わせは、館山市立博物館(電話 0470-23-5212)までお願いします。

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