学校

海に近い小高い丘に150年前の明治期に立てられた学校が有ります。
この間の地震や津波でほぼ壊滅状態でした

校舎全体を建て替えるより学校の歴史として一部を残すよう関係者は取り計らいました。

校舎の後ろ側にある図書室は案外被害が少なく修理をして残しました。
ですが最近変なのです。

校務員の叔父さんは毎晩8時には警備を終え消燈して帰るのですが図書館だけは薄暗く光がさしています。
何度も点検しますが人の気配もなく可笑しいと思いながら毎日帰っていました。

その夜にけたたましく電話が鳴り「生徒の一人が帰ってないと父兄から連絡があった、図書室で
一人監禁されて