猫と工場と夕焼け小焼け

 鶴見の街から発車した三両編成は、車窓の景色をゆっくりと変えていきました。降り立ったのは工場地帯の最深部。出迎えてくれたのは黒と茶トラの猫でした。
 巨大ロボットのようなプラント、白煙を吐き出す煙突、絡まったように見える太い鉄パイプ。電車を乗り降りしながら、荒涼とした世界を歩きました。
 最後に向かったのは海に面した秘境駅です。ホームの足元から広がる水面はキラキラと光り、空は青と橙のグラデーション。クライマックスは、快晴の夕刻にしか見ることのできない美しい光景でした。

 鶴見線のイベントに参加したみなさん、昨日はお疲れさまでした。風が少し冷たかったです