広大なグランドに小さな倉庫のような建物がひとつ。そこが普段は決して見ることのない地下への入り口でした。
　１１６段の階段を下りていくと、目前にしたのは巨大な空間。長さ１７７ｍ、高さ３０.６ｍ、幅７８ｍの調圧水槽です。中小の河川の氾濫を防ぐために、溢れそうになる水を引き込む巨大なプール。水はそこから江戸川へと流れていきます。
　わずかな光に照らされたモノトーンの光景は圧倒的な迫力。人々の生命を守るために存在するこの施設は、まさに現代人が造り上げた神殿なのかもしれません。

《首都圏外郭放水路》の見学に参加したみなさん、昨日はお疲れさまでした。有事の時に目