現代芸術に就いて

M.メルロー・ポンティというフランスの哲学者はセザンヌの「りんご」を人間がいる以前の風景だと評しています。
ドイツの哲学者、M.ハイデガーはゴッホの靴の絵には農民の全生活が表現されていると語っています。

私は美術については門外漢で、美学という視点に立って鑑賞することが出来ません。専門は哲学なので、絵も言葉というフィルターを通すことで僅かに理解できるような気がしています。

先日、上野の美術館でエゴン・シーレ展を訪れた際、ついでに芸大の買上げ展という美術展に立ち寄ってみました。そこで拝見した作品が画像として添付したものです。題は「時空の顕在化」とありまし