六十歳の同窓会/1.突然の通知

内容に関し、いただいた批評も含め、改善しました。 処女作ということで、今回
のみ、変更のご容赦を(お詫び)。

●六十歳の同窓会


1.突然の通知

   若い時から自分だけは歳を取らないと信じていた美智子にも、残酷ではある
が、還暦が迫ってきた。 

   二十三歳で人並みにサラリーマンと結婚し、子供が二人生まれ、子供を通し
て近所にママ友ができ、ママチャリの前と後ろに二人の子供を乗せて、幼稚園へ
通い、買い物に出かけ、平凡な日々を何も考えずに、過ごしてきた。

   子供の運動会では、旦那に参加を頼み、旦那の転勤には、不平不満も言わ
ずについて行き