六甲遭難最悪のペース

今年1〜3月に兵庫県内で起きた山岳遭難10+ 件は18件29人で、記録が残る1993年以降で最悪だった2010年同期(11件20人)を上回るペースで発生していることが27日、兵庫県警への取材で分かった。登山ブームを受け、県内では3年連続で遭難者が100人を超えた。携帯電話の普及で通報が容易になったほか、準備不足なども背景にあるとみられる。

 県警によると、県内でも登山やハイキング中の山岳遭難10+ 件が相次ぎ、10年の遭難者は93年以降で最多の118人(81件)に達した。11、12年も100人に上り、半数以上を60歳以上のシニア世代が占めた。

 今年