マッケン老のセミナー【受け売り】

株式投資セミナーの講師をしていると、いい加減な投資家が多いことがよく分かります。景気や業種、金利、為替動向などの話をしているときはぐっすり寝込んでいるのに「では、これらの背景を踏まえて注目銘柄についてお話しします」と本題に入った途端に起き上がり、熱心にメモを取り始める方々が少なからずいるのです。

 もっと分かりやすい人もいます。「買うべき銘柄だけ教えてください! 理由はいりません」――。先日お会いしたアナリストも、セミナーでこんな質問が出ることがあると苦笑していました。

 投資に必要な選択を自分でしようとせず、人任せにする人が多いのはなぜでしょうか。