【ヤマザキマザック美術館】『レトロ・モダン・おしゃれ 杉浦非水の世界』展を鑑賞する会のイベントレポート

【ヤマザキマザック美術館】『レトロ・モダン・おしゃれ 杉浦非水の世界』展を鑑賞する会

今回のヤマザキマザック美術館 杉浦非水の世界
好みの美しいモノたちが沢山 観られてとっても良かったです
朝ドラの牧野富太郎以上に? 美しく描かれた植物…… 実際に昔の見たことのある企業ポスター…… 図案集…… 三越の販促用の品々 とってもお洒落でモダンでした
10月下旬から開催されていたなんて……知らなかった! 2ヶ月ちょっともったいない事したわ……みたいな驚き また残りの期間中何度か 観に行ってきます

【ヤマザキマザック美術館】『レトロ・モダン・おしゃれ 杉浦非水の世界』展を鑑賞する会

この展覧会はとても楽しみにしていました。きれいな着物のポスターが何枚もあると思っていたのです。1枚だけでしたが、詳しい説明を受けて堪能しました。また有名な地下鉄のポスターの現物やカルピスのゾウさんなど見られて良かったです。さまざまな展示物があって、ガイドツアーの方のお話しから、学芸員さんが苦労したり工夫したりして展示されたんだなぁと、そういったことも感じました。
ただ、ガイドツアーでとても疲れてしまい、あとはざっと見てカタログを買って家でゆっくり見ることにしました。花の絵は好きなので「百花譜」は少し足を止めて見ました。アールヌーボーの花瓶もきれいでしたし。よく見ると、用賀に住んでいた幼児の頃、原っぱや庭などに普通に咲いていた馴染みのある草花が目につき、懐かしくなりました。それが石版画というから驚きです。
展覧会は興味があまりないものでも、行ってみると思いがけず「これはいい」って思えるものに出会います。所蔵品展なら馴染みの絵に出会い、ますます親しくなります。美術鑑賞は楽しい。

さん

【ヤマザキマザック美術館】『レトロ・モダン・おしゃれ 杉浦非水の世界』展を鑑賞する会

大正時代にはまだグラフィックデザインの概念や、オフセット印刷の技術が確立されていなかったにも関わらず、日本画や近代洋画、アール・ヌーヴォー、アール・デコなど、国内外のさまざまな表現様式を駆使して名作を連発した、杉浦非水の展覧会を鑑賞しました。
展示されていたのは主にカラフルなポスターや広報誌の表紙などですが、どの作品からもプロとアマチュアが同居しているような絵ごころが伝わって魅入られるものばかり。当時それらの作品を見た人たちはどのような反応を示したのか思いを巡らせましたが、私たち世代の体験で例えるなら、はじめてカラーテレビを観た時の衝撃に近いのかなと思ったりしました。
午後からは三越へ移動し、万華鏡に対する概念が一新された展示会へ。万華鏡の世界にも何人もの作家さんたちがいて、絵柄の変化を覗き見る楽しさとともに、モノとしての造形美が存在することを知りました。中でも気になったのはネックレス型の本当に小さな万華鏡。一万円前後から購入できるので、意外性を秘めたプレゼントによさそうです。入場無料だし、会期末までにもう一度足を運んでみてもいいかなと思えた催しでした。