カワウ対策にヤマメ放流

栃木・那珂川北部漁協 産経新聞 4月10日(金)7時55分配信

大田原市黒羽地区を流れる那珂川で6月1日のアユ釣り解禁に向けて放流された稚アユがカワウに捕食される被害が目立つとして、那珂川北部漁協(薄井一郎組合長)は9日、被害の防止につなげようと試験的にヤマメ約4500匹を放流した。釣り人を呼び込むことでカワウがアユを狙いにくい状態にしようという試みだ。

同漁協ではアユの解禁に向けて3月末から稚アユを放流。組合員が早朝、交代でカワウを監視しているが、稚アユが捕食される光景が何度も目撃されてきたという。今後、カワウは産卵から抱卵期を迎え、食欲も旺盛