パンの室(室)のお話

パン生地をねかせて発酵させるのに、室(室)という部屋を使います。

ここは、温度調節器を使って、温度と湿度を一定に保ちます。

熱源は蒸気を使っていました。

蒸気をヒーターという自動車のラジエータのようなものに通します。そこへ、ファンで風を送って室の温度をあげていきます。
温度調節器の設定温度になると、電磁弁という電気で動くバルブに信号を送り、蒸気を止めるようになっています。
温度が下がると、バルブが開いて加温します。
それを一定時間繰り返すのです。

では、湿度はどうやって調節していたのでしょう?
湿度は、蒸気を直接 室の中に放出して湿度をあげます。