良寛歌1248−02tk17 ★
ひとつ松 人にありせば 笠貸さましを 蓑着せましを 一つ松あはれ
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岩室にある伝説の一本松が
ぽつんと時雨に濡れて立っている
もしあんたが人であったなら
笠を貸してあげるのだけれどね
蓑も着せてあげるよ
だけど人でもないからどうにもしてあげれない
一つ松よ、許しておくれ
良寛さんは草木にも心を寄せるのですけれど、それはまた農民が草木に心を寄せてきたその農民の暮らしと思いに心を添わせて生きているということでしょう。
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