本の紹介「おかえりと言えるその日まで」

本の紹介です。タイトルは「おかえりと言えるその日まで」、サブタイトルが(山岳遭難捜索の現場から)です。
山岳救助の本は沢山ありますが、これは少し変わった本です。生きて助けるのではなく、ご遺体を捜して家族の元に戻してあげるのです。「残された家族のために私達が見つけ出す」警察が打ち切った捜索を継続してくれる団体の話です。遭難すると警察が捜査してくれますが、長くても10日前後で打ちきりです。後は、家族が探すか、諦めるしかありません。でも、警察の山岳救助隊が捜しても見つけられないのを、山に慣れていない家族が探すのは不可能です。「せめてお別れだけでもしたい。」との