無残、小下沢林道

ひと昔も前の話になるが、景信山から堂所山、関場峠へ回り小下沢林道を下った。
長くて何の変哲もない、のどかな沢沿いの林道が延々と続いていた。
それから◯◯年、今度は、狐塚峠へ登り、北高尾山稜を歩き関場峠に至った。
昔はこの付近、土がむき出しの荒涼とした場所だったが、今はすっかり木々に覆われ気持ちの良い森林が広がっている。
峠から荒れた道を少し下れば、昔歩いたのどかな小下沢林道歩きになる筈だった。
歩きはじめは、昔と同じのどかな道だったが、下るに連れて沢が堤防を抉り取り、山からは土砂が崩れ落ち、沢には山肌にあった木が倒れ込み、道は寸断されて林道はズタズタ。