北条氏照の居城として、そして秀吉軍との激戦地として著明な八王子城跡、ここから西に伸びる北高尾山稜も歴史と深く関わっていて、板当(いたあて)峠を経由して関場峠まで至るルートは仮称「陣馬軍道」と呼ばれていた様だ。 その先にある堂所山は北条勢の最前線となっており、陣馬山の武田勢と山上において対峙していた。
この軍道のかなりな部分は、既に滝ノ沢林道により上書き破壊されており、 残るルートも伐採に伴う使い捨て林道の掘削等により各所で破壊が進んでいて残念ではあるが、このエリアはハイキングコースとなっており、 山頂部などには連絡道を上から監視する陣地が構築された跡も