第8回「ゆる~い読書会」
第8回「ゆる~い読書会」の報告です。
課題本は頭木弘樹の編訳「絶望名人カフカの人生論」でした。みょんみさん、ハルさん、管理人の計3人の参加でした。
超ネガティブ思考のカフカの文をピックアップし、一つひとつわかりやすく解説されています。その後ろ向きのエピソードは、時に笑えるほど極端です。落ち込んでるときに、ポジティブな話や曲を聞いたりすることがふさわしいとは限らない。誰しもそんな経験があるのでは?一緒に寄り添ってとことんドン底まで落ち込んでくれる名言集、それがこの本ではないでしょうか?前向きの言葉は、その後なら効力を発揮するはず。
個人的に希望名人ゲーテとの対比本やカフカの短編集も読んでみました。より深くカフカという人物を知ることができたような気がしますが、短編集は何じゃこりゃという解釈困難なものも多かったです。
みなさんご参加ありがとうございました。