独りよがり

悪人と敵は
思いを
正直に告げる
詭弁や黙りは
政治家が


竹垣を登れない
キュウリと
重ね見る
紐という義手で
伸びろ 俺


塩の効くおにぎりが
手に余る
婆ちゃんの思い出
幼い記憶が
いっぱい詰まってる


家庭で仕事で
悲劇の主人公は
笑い演ずる
コマの連続
眠り落ちるまで