賦夕何連歌 三折表

令和五年九月廿日 発句定め

趣味人文韻
賦夕何連歌

初折表
発句 澄みわたる今宵の月の美しきかな  攝子  秋、光物、夜分
脇句 尾花はてなくおほふ山裾      正一  秋、山類、植物草
第三 軒下の簾のなごりゆるゆれて    おはる 秋、居所
四  あまたの鳥の淡海に舞ふ     攝子  雑、水辺、鳥
五  しらじらとあけゆく空に光さし   おはる 雑、時分朝
六  みどりつやめく常盤なる真木    正一  夏、植物木
七  夏の雨おとなひもなく濡らしゆく  攝子  夏、降物
八  いつとは知らで雲間あらはる    正一