槍・穂高連峰、なんと響きの良い名称でしょう！
　登山に目覚めた多数の方が憧れる山々です。
　一方で、荒々しく危険な姿を現すときもあります。
一般登山道として、
１．北穂高岳～大キレット～南岳～槍ヶ岳
２．奥穂高岳～ジャンダルム～西穂高岳
バリエーションルートとして、
３．北穂高岳東稜
４．前穂高岳北尾根
５．槍ヶ岳北鎌尾根
の各ルートが有名です。いづれも、国内の登山ルートでは、難路として名高いところです。若く元気に満ちた方が多いのは現実ですが、若い方に混じってシニア層の方がソロで足を踏み入れているのを目撃したりします。
　北鎌尾根を単独で進んでいるときに、大槍の基部で出会った同年代のソロの方とルートを探しながら登頂したのは良い思い出です。危険を孕んだ難路であるだけに、自然と助け合う気持ちが出てきます。安全登山には繋がるでしょう。
　さて、大多数のシニア層は、日帰り登山を楽しみにされていますが、その様な中でも、少数派とはいえ、難路とされるルートに挑戦したいとの気持ちを持っている方も居られます。しかし、百人を超える大所帯の山の会にあっても、一人だけという例も多いようです。（時として、猛者と表現）要は、孤立している例が見られるということです。
　その様な中、安全登山に繋がる情報の交換、具体的には、トレーニングの方法とか、装備とか、ルートの選択とかその他の情報交換を行えればと思います。
　具体的な山行が視野に入った場合、イベントとして企画し、同行者を募るのも安全登山に資する面も有るでしょう。
　尚、難ルートとされる内で、シニア層でもトレーニング次第で挑戦可能な妙義山とか八海山とかも、話題の題材となればと思います。