「理佐」18歳、「律」8歳のまだ未成年の姉妹が
体たらくな母親の恋人に嫌がらせを受けて、
水車小屋のある町に移り住むことから物語は始まる。
そしてその蕎麦店の粉を引く水車小屋には「ネネ」
というしゃべることができるオウムがいたのであった。
まだ世の中を知らない姉妹が「ネネ」との
愛情を深めながら、そして蕎麦店や土地の人たちの
優しい気持ちに見守られながら、成長していく
その40年間を10年ごとのステップで語られていく。
読んでいて「ネネ」のおしゃべりと姉妹のやり取りが
何とも面白おかしく、また切ない。
本屋大賞にもノミネートされた500ページに及
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