紫式部日記 山本淳子

ある方から源氏物語の解説や紫式部の事は山本淳子さんがお薦めということで読んでみました。

1つのまとまり毎に、現代語訳、古文、詳しい解説が書かれており、とてもわかりやすいです。
絵巻や装束の挿絵もあり、イメージが湧きます。

彰子の出産シーンや華やかな宮中の行事や女房の衣装の重ねの色が、細やかに描かれていて観察眼に優れている事がわかります。

道長もよく登場して和歌のやりとりもして口説かれたりもしたようです。

そして有名な「三才女批判」
和泉式部、赤染衛門、清少納言についてかなり手厳しい事が書かれていますね。
「漢学の知識は私の方が圧倒的に上なのに慎ま