最初の一枚

400字詰原稿用紙で10枚の超短編小説を20数年ぶりに書こうと思った時、最初の1枚の半分で筆がとまってしまった。それなり構想はあったのだが、本当に書けなかった。その時思い出したのは亡き父の言葉でした。
「期日まで絶対に書け!ABCDでも、あいうえおでもいいからマスを埋めろ」
 ダメもとで、何とか書ききり、小さな賞で奨励賞を頂きました。ナメたわけでは有りませんが、ならばもう少し頑張ろうと思い30枚50枚と書けるようになりました。
 しかしモチベーションを保つのが難しいのです。もともとムラっ気の多い正確で、気分がのった時は書きまくるのですが、そうでないときは