《麻布・三田レポ》町の歴史の生き証人

 麻布十番にある善福寺の墓地に、樹齢750年以上と言われている大きな銀杏がありました。それは、親鸞聖人が突き刺した杖が根付いたと伝えられており、生まれながらにして霊木としての長い命を授けられたのかもしれません。
 数々の災厄にも耐え、東京大空襲で大きな傷を負いながらもそびえ立つ姿には威厳さえ感じました。その樹頭からは戦災を免れた三田小山町が見えるはずです。長きに亘って生き続けてきた今、消える定めにある町に何を思うのでしょうか。
 霊木に、もし声があるなら聞かせてほしい。


◆《麻布・三田》のイベントに参加されたみなさん、昨日はお疲れさまでした。
 オミ