タンバール

タンバールは焦点距離9cm 開放F2.2の中望遠レンズです。1935年、ライカ10周年記念に発売されました。ライカ唯一のソフトフォーカスレンズです。木村伊兵衛さんも使っていました。
いつ買ったかはもう覚えていませんが、買ってから一度しか使っていません。

一般的に言えばソフトフォーカスレンズはハロ(収差フレア)を発生するために球面収差をマイナス側に残存させて設計します。補正不足にしますが、タンバールは球面収差曲線がプラス側に設計されていて、補正過剰になっています。タンバールのように補正過剰にした場合には、前ボケは美しくボケますが、背景のボケは堅い二線ボケ