「新」すみれ俳句会第28回(2月度)清記

1、兼題を無くし苦吟に春の風

2、お水取り凍てつく奈良に火が走る

3、雪降りて白一色の過疎の村

4、顔ゆがみ遊び疲れの雪だるま

5、常盤平の桜並木春来たり

6、梅の香に酔いしれ歩く8000歩

7、雪解けは木々の根元にはじまれり

8、猫客の首に名札や春浅し

9、ぬかるみをわざと歩く子冬ぬくし

10、春きざす21世紀の森人集め

11、良き日和春を探して散歩道

12、立春の暦の文字に腰伸ばし

13、春疾風無口の子等は塾帰り

14、息子への一言悔やむ冬の月

15、屋根からの鳥語こぼるる寒の明

16、紅梅の香り微かに遊歩道

17、欅