幕末・維新 の お薦め時代小説

時代小説の中でも幕末・維新を扱ったもの、あるいはそれを時代背景とした物語は意外と多く、全体の10%近くをも占めている(文庫を除く)。非常に複雑な時代だけに、多くの作家がいろんな角度で分析し、物語として創り込んでいる。従ってこの時代の小説は、読めば読むほど時代背景を理解でき、物語を楽しめると言えるのかもしれない。

(作家別-アイウエオ順)

◆01【朝井まかて(あさいまかて) 「恋歌(れんか)」】直木賞作品。明治の歌人・中島歌子には意外な過去があった。幕末、江戸の水戸藩の定宿の娘・登世は藩士の林忠左衛門に嫁ぐことになった。ところが夫が「天狗党の乱」に加担