『マイ遍路』を読みました

57番栄福寺ご住職・白川密成さんの新刊を当コミュでお知らせしたのが今年3月。ようやく図書館の順番がきて読むことができました。
著者が2019年4月から2020年12月にかけて、足の痛みをこらえ道に迷いながら1番~88番を歩いた記録です。8回の区切り打ちで6回目からはコロナ禍の中でした。

40代になって僧侶としてまた家庭人としても円熟味をました密成さん。気負いや衒いのない素直な文章に好感がもてます。
映画にもなった『ボクは坊さん。』の記述に比べると「自分の生き方への葛藤」が消え、自坊の運営や遍路界・仏教界の今後を考える「大人になった密成さん」を感じました