〝オペラから羽ばたくイタリア若手三羽烏〟

 イタリアの若手指揮者三羽烏と呼ばれるのが、アンドレア・バッティストーニ(1987年生まれ)、ダニエーレ・ルスティオーニ(83年生まれ)、ミケーレ・マリオッティ(79年生まれ)の3人である。

 バッティストーニは、日本の東京フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者なので、演奏会のレパートリーでの活躍が目立っている。2012年に東京二期会が上演したヴェルディの『ナブッコ』の鮮烈な指揮ぶりが評判となり、その時共演した東京フィルが演奏会の場にも招き、関係を年々深めて、16年にシェフとなった。熱量の高い指揮ぶりで、日本のファンに愛されている。

  ルスティオーニ