【内田雅也の猛虎監督列伝(16) ~第16代・村山実(第1次)】苦悩の「指揮権返上」が招いた悲劇/スポニチ2020.5.5付

本社野田オーナーの元南海監督だった鶴岡一人の執念の監督招致も失敗した阪神。
つなきのクマさんから、選んだのが33歳の現役バリバリの村山実投手であった。
監督と投手の2足の草鞋、熱血漢には荷が重かった、球団が招致した金田ヘッドに
苦悩の「指揮権返上」が招いた悲劇、監督だけでなく、現役も引退に追い込まれた。

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2年続けて鶴岡一人の監督招へいに失敗し、後藤次男が事実上解任となった
1969(昭和44)年秋、村山実に球団社長・戸沢一隆から電話が入った。
「安芸へ行ったら、じっとしていろ」

村山が小倉での東西対抗を終え、秋季キ