「母と暮せば」の感想

「母と暮せば」観賞会に参加の皆さん、一昨日はお疲れ様でした。

さて今回の作品は、井上ひさしの舞台作品『父と暮せば』を、山田洋二監督が
広島から長崎へ、父と娘から母と息子へと設定を変えての映画化です。

両方とも、原爆で亡くなった肉親が幽霊になって現れるとういう話です。

冒頭のB29「ボックスカー」の実写フイルムと、教室での被爆(光と音のみ)
場面以外は、戦争を実感させる箇所は殆どなく、戦争の悲惨さを伝える、
というよりは「親子愛」に趣きをおいた作品だな、と思いました。

やはりこの辺は、戦争を真正面から撮った岡本喜八監督と比べると、
山田洋二監督の温