脳を鍛える哲学の言葉から転載

『われつねに、学びつつ老いぬ』・・・ジャン=ジャック・ルソー・・・・・フランス

ルソーは人生を振り返り、自分がいかに信じやすく、欺かれ、間抜けで、友人の餌食になってきたか、また、これまでの経験が何の効能もなく、未来の訳にも立たない、と言うことを指摘する。
こうしてルソーは、青年の時代から描いていた四十歳から自分の完成への最後の努力に取り組むことになる。
それは、孤独になる事を恐れないこと。空しい期待を脱して無欲恬淡たる境地を目指すこと。
ーーールソーは知る。じつは、自分一人では出来なかったことを、友人達が自分の幸福ためにしてくれたようなものだと。
四十