●岡倉天心とアジア主義?

大東亜戦争は日本の帝国主義の行く末であるとかんがられているが、植民地の確保だけではなく、アジアの解放も眼中にいれていたのである。当時のアジア諸国は西洋の植民地になっていた。これを憂えて アジアの解放を画策した人たちもいた。その発端が岡倉天心の東洋美術の評価であった。彼は明治期の美術界にあって 西洋美術のみではなく日本の美術も評価するように活動した。