1987年、春樹の作品で初めてのリアリズム小説が刊行されました。赤一色の表紙カバーが上巻。緑一色が下巻。この大胆な装幀も話題となった『ノルウェイの森』(上下、講談社)です。
やがてこの作品は、空前のベストセラーになります。刊行から既に23年。単行本、文庫版合わせて、今年までになんと1200万部(国内1000万部、海外200万部)を突破し、なおも売れ続けています。
世界数十カ国で翻訳刊行され、なかでもロシア、中国、台湾、韓国などではベストセラーになっているのです。
映画化が完成し、12月11日に公開されます。本の題名のもとになっているビート
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