長年飛んでいると様々なインシデントに遭遇しますが、一番多いのが、メインギアを出し忘れたり、ロックが甘くて胴体着陸をしてしまう事故です。
テレビでも放映されることが多いですが、プロペラ機だとブレードはほぼ破滅。さらにアスファルトの滑走路だと機体への損傷も重症になります。
グライダーの場合は、滑走路が草地なのでボディの下に傷が付くくらいでほとんど損傷はありませんが、ケアレスミスですから、すべては機長パイロットの責任です。
先日も発生しました。パイロットはギアダウンを確認したつもりですが、ロックが甘く、ギアが引っ込んでしまいました。
こうなると人力で持ち上げて、ギアを出すしかありません。この機体はエンジン内臓タイプなので、重い!4人掛かりでやっとこテールを持ち上げてギアを出し、損傷がないか確認して、曳航機で回収しました。
着陸地が隣の滑走路だったんです。高度が低くなり、エンジンを回転させましたが上昇が足らず、安全のため場外着陸をしたのですが、ギアロックが甘く、インシデントになりました。
そして、エアリトリブ曳航して、メインの滑空場へ戻りました。
ベテランでも陥りやすい事故です。メインギアロックは、十二分に確認することが重要です。
https://www.youtube.com/watch?v=rl8dhU1UMZs
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コメント
takuさん
2021年05月12日 17:05
保拝一刀さん、最近の機体は警告音が出ますが、ギアレバーの位置をしっかり確認するしかないですね。FUSTが必須です。
Fはフラップ、Uはアンダーキャリッジ、Sはスピード、Tはトリム。
離陸後、ダウンウィンド進入前に必ず声を出して確認してます。
ぶ〜たんさん
2021年05月12日 16:32
グライダーだめじゃん😂😂
保拝一刀さん
2021年05月12日 16:17
メインギヤのロックの確認は大事ですね。
機械の操作は、複唱・指差確認がいいですね。
警告灯もないのでは、どうやって確認するのですか?
みそらさん
2021年05月12日 13:52
リトリーブカーと言ういい方は普通に使っていますが、エアリトリブという言葉は初めて聞きました。
コンテナ持ってくるのは大変ですものね。
takuさん
2021年05月12日 08:57
ぶ〜たんさん、グライダーには警告ランプや警告音などないのが普通です。
『グライダーパイロットには、胴着したことのある奴と、これから胴着する奴の2種類いる』、だそうです。
ぶ〜たんさん
2021年05月12日 08:13
管制官も見てるし、警告ランプも点灯すると思うんですけど・・・。そんな飛行機いやですネ😂😂