ポプコン(3)

<高田真樹子>
 小学校の音楽の教科書に「夜汽車」という唱歌がありました。「いつもいつも通る夜汽車~」、そこに挿絵が載っていましたが、夜汽車の一つ一つの窓の灯りがそれぞれの人生を映しだしているようで(小学生ながら年寄り臭いことを思っていたんですね)、本当に遠い街を思い起こさせるようで好きでした。高田真樹子の「屋根」を聞くとなぜか夜汽車の挿絵が思い出されます。
”教会の十字架や遠くを走る汽車の灯りまで見える…”
<庄野真代>
 庄野真代「プラタナスの丘」。映画「慕情」のラストシーンを彷彿させるような、大きな時の流れを感じさせる歌です。物語を語り始めるように