手のない書家と放浪の画家の二人展!

神戸出身の書家・小畑延子さんと、愛知出身の画家・宇野マサシさんの夫婦展が東灘区御影中町の南天荘画廊で開催されている。

小畑さんは5歳の時、近所の製材所で事故に遭い、両肘から先を失った。中学から書に取り組み、両腕で挟んだ筆で力強い作品を生み出す。社会福祉系の短大を卒業した後、里親開拓を進める家庭養護促進協会(神戸市中央区橘通、総合福祉センター2階)にケースワーカーとして勤務。同僚はもちろん、里親・子から信頼される存在だった。

宇野さんは愛知県出身だが、中学を卒業すると書家を志して大阪の内山松魁堂に弟子入りした。書家として大成することが約束されていたが、