【 魏志倭人伝の序文 】
陳寿は倭人伝の編纂にあたって、序文にその主目的を書いている。
その主目的とは「四夷の変に備えん」であり、四夷の反乱、侵略から中国を
守るためであると明記している。
当時は北狄の脅威が存在していた。 従って陳寿は、まず北の「烏桓、鮮卑」
から記している。 西・南の防衛は比較的安全であったので、記されていない。
東夷については、倭や粛慎のように三国時代になって知られた国もあった。
遼東郡の公孫氏を倒し、通行が出来てから国の事情にも通じることになった。
それで「東夷伝」を書くことにした。
「故に、其の国を選次し、其の
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