曹操墓出土の鏡が日田の「金銀錯嵌珠龍紋鉄鏡」と同型式。中国の研究者が発表。



 中国、三国志の英雄、魏の曹操(155~220)の墓から出土した鏡が、大分県日田市のダンワラ古墳から出土したとされる「金銀錯嵌珠龍紋鉄鏡」と酷似していると中国の研究者が発表して話題になっている。

 中国、河南省安陽市にある曹操の墓、「曹操高陵」を発掘した河南省文物考古研究院の潘偉斌研究員が、東京国立博物館で開催中の「三国志」展関連の座談会で明らかにした。

 2008年から行われた曹操高陵の発掘で出土していたが錆がひどく、文様などは不明であった。が、X線で調査したところ表面は金で文様が象嵌(ぞうがん)され、貴石などが散りばめられていた。潘研究員は「