里帰り

机の引き出しを整理していると 幼なじみからの懐かしい便りが出て来た

『稲刈りも終わり 秋祭りも過ぎていつしか赤とんぼも山に帰って行くと 深まりゆく秋が里全体を包み込む 
秋の夜は長い 今婆さんと囲炉裏を囲みながらお前の事を話しているところだ 

覚えてるだろ うちの畑の横にある柿の木 学校帰りに登って 真っ赤に熟れた柿を食たあの木に 昨日は子熊が登って柿を食べていた この村も若者達が皆都会に出て淋しくなってゆくばかりだ まあ熊も村の活性化に貢献しているのかも知れん

ところで野球の上手だったN君 先日脳